廃棄物最終処分場について
廃棄物最終処分場とは
廃棄物最終処分場で行われる最終処分とは一体どういう意味なのでしょうか。最終処分とは地面に掘った穴や湾岸を埋め立てて、廃棄物を自然に戻すことを指します。
そして最終処分場は大きく下記の3つの種類に分けられています。
①遮断型処分場
主に産業廃棄物など有害な物質が含まれる廃棄物を処分する場所となっています。
ここでは、有害な物質が溶け出すことのないように外部の水源と厳格に遮断されています。
また、厳密には最終処分場ではなく、長期保管場として位置づけられています。
②管理型処分場
比較的低濃度の有害物質を管理しながら自然に分解させていくという最終処分場のことをいいます。
③安定型処分場
環境に悪影響を与えない廃棄物のみが限定されて埋められます。
安定型処分場では、湾岸などを埋め立てて新たな大地として利用されることもあります。
以上のように大体三つに分けられます。
ではなぜ埋め立てられる廃棄物の種類によって最終処分場が異なってくるのかというと、廃棄物の種類によって環境に与える影響が違うからです。
安定型処分場
環境に悪影響を与えない廃棄物のみに限定して埋めて処分する廃棄物の処分場が安定型処分場です。具体的には、安定型品目つまり無機物であり、土中で、変化したり溶出したりしない物だけを扱っている処分場です。
安定五品は①廃プラスチック類②ゴムくず③金属くず④ガラスくず⑤工作物の除去コンクリート等になります。
もっとも有害成分が水に溶け出さないため安全だと言われているとは言え、産業廃棄物であるので、万一に備えて地下水をモニタリングすることは義務付けられています。
廃棄物の管理型処分場
廃棄物の管理型処分場は、汚泥など埋め立て後、分解されるものが対象。有害な水がしみ出さないよう底や側面にゴムシートを張ったり、浸出水の処理施設を設けたりして管理維持しながら、自然に分解されるのを待つ最終処分場。管理型処分場で埋められる産業廃棄物は、少ないながらも有害な成分を含んでいます。
ただし、非常に有毒なものではなく、自然の力で十分に分解可能な範囲に抑えられ、時間は掛かるもののいずれは無害になる産業廃棄物のみが扱われます。
もちろん、雨水などが廃棄物の中を流れて成分を吸収すれば、人体に影響を与える危険な水になるため、有害な水がしみ出さないよう底や側面にゴムシートを張ったり、浸出水の処理施設を設けたりして。管理維持しなければなりません。
危険な産業廃棄物を、少しでも安全に処分するための施設が、管理型処分場です。
遮断型処分場
廃棄物最終処分場のひとつとして、遮断型処分場は位置付けられていますが、建前は「長期」「無期限」の貯蔵場です。廃棄物の遮断型処分場は、現在の技術では無毒化できない有害物質が基準を超えて含まれる燃えがら、ばいじん、汚泥、鉱さいなどの有害な産業廃棄物を埋め立てる最終処分場です。
また、高濃度の有害物質を扱う遮断型処分場は設置基準が厳しく設定されていて、コンクリート製の仕切りで公共の水域および地下水と完全に遮断される構造となっており、厳重に管理されています。
遮断型処分場で扱う廃棄物は、水銀やシアン化合物(青酸化合物)など、人体に多大な影響を及ぼす成分もあるため、最終処分場の中では最も管理・運用の厳重さが求められるのです。
Page:
1
